歯を残すためにケアが大事

歯磨き

今回は歯の寿命を伸ばすポイントについて話そう。

歯を失う大きな原因は、「虫歯」と「歯周病」だ。
・虫歯は細菌が甘いものを食べると発生する酸で歯を溶かす。
・歯周病は細菌が歯と歯茎の間に入り込んで炎症を引き起こす。
これらを放置すると、歯が腐って抜けたり、歯茎が下がってグラグラになったりするんだ。

30代までの人は虫歯が主な原因で歯を失いやすいけど、50代以降は歯周病が急増すると言われている。
なぜなら虫歯は早期発見・治療で予防できるけど、歯周病は自覚症状が少なく、気づいた時には手遅れになることがよくあるからだ。
そして、加齢や生活習慣の変化が唾液の質や量に影響を与え、細菌の増殖を防ぐ力が弱まることもあるんだ。

50代以降、歯を失う本数が急激に増えるというデータもある。これは歯周病が進行している人が多いことや、咬み合わせの負担や摩耗が原因だ。

歯を失うと後悔する人は多い

歯を失うと食事や会話などの日常生活に大きな影響が出るし、見た目や自信も損なわれる。入れ歯やインプラントもあるけど、本物の歯と比べると不便で、費用もかかる。

歯を残すためには

では、どうすれば歯の寿命を延ばせるか?ここで、私がおすすめする3つのポイントを教えよう。

ポイント1:歯の病気は予防が大事

ブラッシングはもちろんだけど、食後や寝る前にはフロスやインターデンタルブラシを使って隙間をキレイにし、食事や間食にも気を付けよう。甘いものや酸っぱいものは特に要注意だ。水分補給は無糖の飲み物を選んでね。

ポイント2:定期的な検診、クリーニングが大切

歯科医院で定期的に検診やクリーニングを受けることで、初期の虫歯や歯周病を発見し、早めに治療できる。私のクリニックでは、半年に一度の検診、クリーニングをおすすめしているよ。

ポイント3:歯ブラシ以外のオーラルグッズを活用しよう

マウスウォッシュや舌ブラシ、舌スクレーパー、ガムやキャンディーなどを取り入れて口腔内環境を整えよう。でもこれらは補助的なもので、ブラッシングや検診の代わりにはならないから注意だよ。

以上が、歯の寿命を延ばすための重要なポイントだ。歯は一生もの。大切にして、健康な口腔環境を保とう。

もし歯を失ってしまったら

もし歯を失っちゃったら、どんな治療法があるんだろう?
歯科医師と相談して、自分にピッタリの方法を見つけるのが大事だ。
入れ歯、ブリッジ、インプラントって三つの治療法について、それぞれの特徴や良いところ、ちょっとネックなところを紹介するね。

まず、入れ歯は失った歯の代わりにアーティフィシャルの歯を使う方法だよ。外せるからお手入れやメンテが楽で、保険で受けられるからコスト的にも安心だね。でもね、入れ歯は自分の歯と違ってちょっと動いたり外れたりすることがあるから、噛み合わせや発音で不快感を感じることもあるんだ。それに、入れ歯を入れるためにはまわりの健康な歯を削ったり抜いたりすることもあるんだよ。

それから、ブリッジは失った歯の隣の健康な歯にアーティフィシャルの歯をかぶせて繋げる方法だよ。ブリッジは自分の歯にしっかりと固定されるから、入れ歯よりも安定感があるし、見た目や機能も自然で快適だよ。ただし、ブリッジを入れるためには健康な歯を削る必要があるから、その歯の寿命が短くなる可能性があるんだ。ブリッジも保険で治療できるけど、材質やデザインによっては自費負担が発生することもあるよ。

最後に、インプラントは失った歯の根元に人工の根(チタン製のネジ)を埋め込んで、その上にアーティフィシャルの歯をかぶせる方法だよ。インプラントは自分の歯と同じように噛むことができるから、一番自然で快適な治療法なんだ。そして、周囲の健康な歯を削ったり抜いたりする必要がないから、その歯の寿命を保つことができるんだ。ただし、インプラントは手術的な治療法なので、手術後の経過や感染予防には気を付けないといけないよ。それに、インプラントは保険外の治療なので、費用がちょっと高めになるんだ。

入れ歯、ブリッジ、インプラント、それぞれに長所と短所があるんだ。自分に合った治療法を見つけるためには、歯科医師としっかり相談して、希望や予算、体質などを考慮することが重要だよ。