高齢者の血圧が上がりやすい理由とその対策について

血圧測定

お年寄りの方って、若い人よりも血圧が上がりやすいんだ。
血圧は、心臓が血液をポンプして送り出す力と、それに対抗する血管の抵抗のバランスで決まるんだよ。
歳を重ねるにつれて、血管が硬くなることがよくあって、その結果、血液の流れが悪くなり、血圧が上がっちゃうんだ。
それに、自律神経の働きも弱まって、血圧をコントロールする能力もどんどんなくなるんだよ。

高血圧は、そのままにしておくと大変な合併症を引き起こす可能性があるんだ。
心臓や血管に負担がかかると、心筋梗塞や狭心症、心不全みたいな心臓のトラブルのリスクが上がるんだ。
それに、脳にも悪影響が出て、脳卒中や認知症の原因にもなっちゃう。他にも目や腎臓みたいな臓器も傷つける可能性があるんだ。

血圧を知っておくことは重要

だからお年寄りの方は、自分の血圧の状態を知ることが大事なんだよ。
収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上だと高血圧って診断されるんだ。
でもお年寄りの場合、収縮期血圧だけが高くても高血圧とされることがあるんだ。それが収縮期高血圧ってやつで、動脈硬化進行の証拠。
それに、血圧は日によっても時間帯によっても変動するから、定期的に測定することが必要なんだ。

高血圧対策

高血圧の対策としては、ますます生活習慣を見直すことが大切だよ。
塩分や脂肪分の取りすぎに気をつけて、野菜や果物、ビタミン、食物繊維をたくさん含む食事を心がけたい。
適度な運動も効果的だけど、無理はしないようにすることがポイントだ。
ストレスや寝不足も血圧に影響するから、リラックスした生活も心がけたいね。それと、医者から処方された薬は絶対にちゃんと飲むようにしよう。

歳を重ねても、高血圧に気づかないままでいることがよくあるんだ。
でも高血圧は無症状でもやっぱり危険な病気なんだ。
自分の健康を守るためにも、毎日朝晩、定期的に血圧を測定して、何か異常があれば早めに医者に相談することが大切だよ。

糖尿病の併発に気をつけてね

高血圧と関連する病気はいろいろあるけど、特に気をつけるべきなのは糖尿病だよ。
厚生労働省の調査によると、糖尿病の人の約40%が高血圧も併発しているんだ。それに、高血圧の人は、高血圧じゃない人と比べて、糖尿病になる確率が2~3倍も高くなるそう。
なんでこの2つの病気が関係しているのかはまだよくわからないんだけど、ほっておくとどっちも悪化しちゃうから要注意だ。
特に高齢者の場合、年をとると血管の老化も進むから、動脈硬化も進む可能性が高まるんだよ。だから、血圧が高いって言われたら、糖尿病の検査も受けるようにしようね。
糖尿病がある場合、血圧だけを管理しても症状の改善は難しいんだよ。それぞれの治療をしっかり行って、血圧と血糖値の両方をコントロールすることが大事なんだからね。